味覚障害

味がわからない味覚障害の原因

味覚障害が最近、増えています。「何を食べても味がしない」「味が薄く感じる」などの症状があります。
味を感じるセンサーは、舌の表面や上アゴの奥に約7000個分布されている味蕾です。味の成分は味蕾の中の味孔から味細胞に入り、味覚神経を経由して脳に伝わります、この経路に異常が生じて味覚障害が発症します。
味覚障害には、味覚減退・味覚消失・異味症・悪味症など、さまざまな種類があります。
味蕾の異常は、神経系の疾患、クスリの副作用、心因性、そして最も多いのが亜鉛不足によるものです。新陳代謝に不可欠なミネラルの亜鉛の不足で、味細胞の新陳代謝が滞り、味覚センサーが鈍るのです。亜鉛は体内で合成できず、食物から摂取します。味覚障害は、新陳代謝が衰える50代以上の中高年が多数でしたが、若い世代や子どもにも食生活の乱れが原因で広まっています。彼らがよく食べるファーストフードやコンビニ食品、清涼飲料水などに含有するフィチン酸やポリリン酸などの食品添加物は、亜鉛の吸収を妨げる作用があるのです。また若い女性の過激なダイエットなども、栄養が偏りがちで亜鉛不足で味覚障害の原因になるとされます。

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味覚障害に重要な亜鉛の働き

味覚障害に大事な亜鉛について詳しく見てみましょう。亜鉛を必須成分とする酵素は、200種類以上もあります。
細胞の新陳代謝を促す:亜鉛不足で、細胞分裂が滞り、発育が遅れたり、成人では傷の治りが遅れたり、肌があれたりします。
不足すると子どもが「キレる」原因:亜鉛は、神経細胞間において刺激伝達物質の合成にも必用で、亜鉛不足はイライラや集中力・記憶力の低下、うつを招く原因になります。亜鉛不足が原因で子どもたちが突然「キレる」と指摘されています。
免疫力を高める:亜鉛は免疫反応を活性化させ、不足すると感染症などにかかりやすくなります。また活性酸素を除去する酵素を助けます。
環境汚染などによる有害重金属(鉛や水銀など)の毒性を弱めてくれます。
亜鉛不足で女性ホルモンの働きが低下し、月経周期の乱れ、卵子の発育など妊娠機能にも作用します。また男性の場合も、前立腺に多く存在する亜鉛は、活発な精子づくりを促します。
他にも、コレステロールの沈着を低下する、アルコールの分解酵素に関わり悪酔いを防止する、糖質の代謝、インスリンの合成などにも関係しています。

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味覚障害の予防や治療に亜鉛

偏った食生活で亜鉛の摂取量を減少し、味覚傷害を招きます。また近ごろよく使われている合成保存料の食品添加物の中には、亜鉛の吸収を妨げるものがたくさんあり、亜鉛不足で味覚障害になります。以下の亜鉛を多く含む食品で、積極的に摂ることを意識しましょう。
牡蠣(かき)・和牛もも肉・ 豚レバー・ うなぎ・ほたて貝・鶏レバー・カシューナッツ・アーモンド プロセスチーズ・ そば(茹)・納豆・木綿豆腐・緑茶など。
吸収されにくい栄養素の亜鉛ですが、ビタミンCやクエン酸は亜鉛の吸収を促してくれます。ビタミンCとクエン酸を含む食品の代表がレモンで、生牡蠣+レモンは亜鉛を効率よく摂るための一番の組み合わせです。クエン酸は酢や梅干などにビタミンCは緑黄色野菜や果物に多く含まれます。亜鉛を含む食品と一緒に摂る習慣を付けましょう。
好き嫌いが多い人や、外食がちでバランスの取れた食事が取れない人はサプリメントで補いましょう。多くのサプリメントは亜鉛の他に、その働きを高めるセレンやクロムなどのミネラルを配合しています。1日の摂取目安量を守ってサプリメントを利用しましょう。味覚傷害にかかる前に予防しましょう。

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